2018年7月25日水曜日

なんとすいちょうけん


継承者は俺だ。シャオウっ!! などとのたまいながら包丁を振り回す。

ヤバい人ではない。夕飯をつくっているのだ。この時期はかみさんが桃の選果場で汗だくになって働くので、余裕のある自分が夕飯やら娘の送迎やらをやる。

当たり前だが、春からずっとノンストップで走りまくってきた。ここにきてやっと落ち着いてきている。先日、数軒の酒屋さんが集まって山梨へお越しになり小山田さんの畑で作業された。その日はヴァンクゥールの暴社長、いや某社長も参加していたのだが、作業後の飲み会の席で「小山田さんが早々にブログを止める宣言を出し、そして今やまっちゃんまでもがマイクを置こうとしている」と発言していた。
「マイクを置く」という言葉で真っ先に思い浮かんだのは、神無月がプロレスラー武藤敬司の物真似をしているシーンだった。神無月がもっと人気が出るといいのに、と思うのは自分だけだろうか。個人的には武藤敬司よりか、(滅多にないが)フレディ・マーキュリーの物真似が一番好きです。


                こいつも腐ってきたか

まあ仕方ないが脳味噌が腐ってきているのだろう。

春からの天候とブドウの状況に関して。あ、山梨限定ね。

今年は結構変な天気だ。毎年同じ天候などないので当たり前と言えば当たり前だが、自分が山梨に来て以来、初めて天候であたふたさせられることになった。
まず雨に関してだが、春先は大して降らず、梅雨入りしても大して降らず、梅雨後半に雨が少し強く降ってさっさと明け、秋に一番降る。というのが非常におおざっぱではあるがここ数年の傾向だったように思える。
 比較して今年は梅雨入り前と梅雨明け宣言が出てから、雨が多く降った。少ない雨が何日も、ではなく、まとまった雨が1日、いわゆる強雨が多かったと思う。雨と雨のスパンもそこそこ短く、防除に悩んだ。
 5月13日に40ミリを超える雨が降り、これでベト病が決定的に出るなと思った。
あとは撒くべき時に撒くしかない。覚悟を決めたが、結果デラウェアは例年より少ない5回の防除で済んだ。今後撒くこともない。これは奇跡に近いように思える。6月後半からほとんど雨らしい雨がないからだ。結局山梨にいると毎年天候に救われているように思える。ありがたい話だ。甲州はもう1回撒く。都合6回。なかなかいい。


             田んぼのカエルちゃん 稲は順調

 もう一つ重要なことが。今年は春先の気温が高く、全ての生育ステージが早くなっていた。例年、最後はいつも通りの収穫時期を迎えるように徐々にステージは自然と遅くなっていくのだが、今年は発芽、誘引、着色と全て10日程度早くなっている。で、仕込みも早くなるとさすがに考えた。
 しかし、ここにきて少し変である。自分の畑で言うと巨峰、デラウェア、ともにほぼ同じ頃着色が始まったが、巨峰はどんどん着色がすすんで真っ黒になりつつある。しかしデラウェアは遅々として着色がすすまない。ちょっと注意深く見ていく必要がある。



                   巨峰


デラウェア

 因みについ先日、みつなっしーに撮影していただいた小山田さんのデラはこちら。


               ほぼおんなじステージ。


小山田さんのブドウがきれいに見えるのは撮影の腕だとおもいますよ。見える理由はね。

とまあ、こんな感じで仕込みに突入じゃ。あはは。今年も頑張る。
おまけ画像。


             ピノグリ。割れそうだな、こりゃ。


甲州 遠くてよくわかんないね。


              近い甲州、ではなく、甲斐路
              撮影が下手すぎ

あ~あ。小さい頃は100円あったら何でも買えた気がするんだけどなあ。


以上、写真撮るのがすっかり億劫になってしまったポンコツでしタコ。
みつなっしーどの。いつもしゃしんありがとうございまっする。

次号は・・・いつだろうね







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